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Dix-Murrayの短期売買法

第十二章:逆張りレンジ戦略

第12章:逆張りレンジ戦略

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相場の8割方は方向間のないレンジ相場だといえる。

5分足でトレンドが発生している時、ミクロ視点をマクロに切り替えてみると、それもまた大きなボックスレンジの中であったりする。

 

これはAUDJPYの5分足だ。
画像のなかは高値を切り下げていき、下落トレンドが確認できる。

 

 

 

これをより上位の4時間足で確認したのが下記のチャートになる。
先ほどの下落トレンドは4時間足レベルでみるとレンジの中なのが分かるだろう。

 

 

 

このように、いま目の前で上昇トレンドが形成されていたとしても、それは上位からみればひとつの箱のなかで動いているのと変わりない。その為、いま自分がどのくらいの箱(レンジ帯)のなかで戦っているのかを知っておくことが重要だ。

 

例えばAUDJPYの4時間。
この青枠で囲っている部分はボックスを形成しているのが分かる。

 

 

左のボックスを抜け、中央に再度ボックスを形成して一段階目のボックス位置で再度レンジ相場を形成している。
この場合、君が戦おうとしているのがこのボックス内なのか、それとも移行する間に形成されている下落または上昇時の波なのかで戦略は変わってくる。

 

チャートには前に伝えたボリンジャーバンドを表示させているが、このボリンジャーバンドは相場のボラティリティを視覚的に見せてくれる。

ボリンジャーバンドは逆張り指標ではなく、トレンドフォロー型の指標ではあるが、ボラティリティが低下し、そのバンド幅が収束している段階では逆張りとして機能を果たす。

 

これはボリンジャーバンドがどうこうという問題ではなく、現在の価格帯が一定の水準のなかで推移しているためだ。バンドはそのレートのボラティリティに合わせて収束しているだけであり、ボリンジャーバンドを表示させていなくても時間足レベルでボラティリティが無い相場であれば、下位足のトレンドに長くのるべきではないのは明白だ。

 

 

下位足だけをみていると自分の立ち位置を見落としてしまうことになりがちだ。
下記チャートのように白枠内は確かに上昇に価格は動いているが、大枠を見ると大きなボックスの中に位置しているのが分かる。

 

 

どこまでも含み益を伸ばそうとこのトレンドに乗っていると、やがてレートはボックス上限に到達し、急落を起こす可能性がある。それまで50pipsも乗っていた含み益がその急落で20pipsまで落ちると、多くの人はそのストレスに耐えることができなくなるだろう。

 

ましてや一気に含み損などになればメンタルを保つことは難しい。

 

だが、自分が戦っているのが一定の箱のなかであるとわかっていれば、無理に利益を伸ばすこともなくなっていく。こうしたボックスの中でのトレンドフォローはどこまでも伸ばすのではなく、しっかりとその上限値、下限値を把握しておかなければならない。

 

 

大きなボックス相場であれば、上限値まで100pips以上の値幅があるときもある。逆に小さなボックスであれば、20pips程度で下限値に到達することもある。そうした場合、無理にトレンドフォローを狙うのではなく、価格は一定の期間そのボックス内で推移すると判断し、逆張り戦略に切り替えることも最善といえよう。

 

 

大きなボックスの中でレートが下限値に到達した場面だ。
この場合、ボリンジャーバンドがエクスパンションを起こしているから売りポジションを保有するだろうか?

 

ここは4時間足レベルの下限値に位置する場面だ。こうした時に逆張り戦略が用いられる。この場面は急落を起こしたあと、ボックス内に戻り小さく安値を切り上げている。ここから逆張りを狙うことができれば大きな含み益になった場面だ。

 

またひとつの売買ポイントとしてみれば、ベア圧(下降トレンドライン)を大陽線でブレイクした後、水平ラインに対して逆転足を形成している場面が確認できる。小さな枠のなかだ。そこを確認して買いを入れるのもひとつの手ではある。


 

この場合、最初の安値切り上げポイントよりも価格が推移している場面ではあるが、しっかり見極めるトレーダーにとってはいいポジション形成の場といえる。この場所で買いをいれたのであれば、大底にストップを置くとリスクリワードが悪くなるため、一旦水平ライン下にストップを設置し、下方向へのブレイクで損切を行い、買い場を新たに探せばいい。

 

トレードにおいて、順張りが正しい、逆張りの方がリスクリワードがよくなるなどの論争には何の意味もない。
相場は常に変わり、昨日までの手法が翌日には使えなくなることなど当たり前に起きる。その為、軸はしっかり持っておきながらもその日の相場という波のコンディションに合わせ、自分も柔軟に対応していかなければならないのだ。

 

Dix-Murray

 

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